坐骨神経痛…軽く考えずに対策を②
前回に引き続き坐骨神経痛についてお話ししたいと思います。
腰椎椎間板ヘルニア
背骨(脊椎)は、「椎体」という骨と、
その間でクッションの役割をする「椎間板(ついかんばん)」が交互に積み重なっています。
椎間板の中にはゼリー状の「髄核(ずいかく)」という部分があり、椎間板ヘルニアでは、
何らかの理由でこの髄核が押し出され、
脊柱管の中を通っている神経が圧迫されることで痛みやしびれるような痛みが起こります。
この状態が腰のあたりの背骨で生じたのが「腰椎椎間板ヘルニア」で、下半身に痛みが起こります。
梨状筋症候群・その他
お尻の奥にお尻を横切るようについている筋肉(梨状筋)の中を走っている坐骨神経が、
外傷やスポーツ活動などで圧迫されて起こる、
痛みのことを「梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)」といいます。
以下のような疾患も、坐骨神経痛を起こすことがあります。
・脊椎・脊髄のがん
・骨盤内のがん
坐骨神経痛を予防する
軽度の坐骨神経痛の予防や改善には、ストレッチと筋肉運動が効果的です。
ストレッチは背骨や筋肉などをゆっくり伸ばし、緊張をほぐすことで、
椎間板や脊柱管への負担を軽減する運動です。
坐骨神経痛を防ぐイスの座り方
また、イスの座り方によっては坐骨神経痛を悪化させることになります。
特に長時間座っていることが多い人は、座り方に注意しましょう。
・お尻は背もたれに付くくらい深く腰掛ける
・アゴを引いて背筋を伸ばる
・お腹に力を入れると腰への負担を軽減する
・左右の坐骨に均等に力が入るように意識する
・膝頭と足の親指も一直線になるようにする
浅く腰掛けると猫背の原因になりますので、注意しましょう。
イスに座る時には姿勢に注意して座ることが大事ですよ。
坐骨神経痛を予防しないと歩けなくなる危険性も!
腰やお尻が痛いくらい平気、と思っていると大変です。
症状をくり返すうちに痛みが強くなり、歩行や椅子から立ち上がることが困難になる可能性も。
さらに坐骨神経痛はひどくなると、立っているだけでつらかったり、
座っていても痛んだりといった状態になり、痛みで夜眠れなくなることもあり、
日常生活に支障を及ぼす恐れがあるので注意が必要です。
体のバランスを整える為には、姿勢を改善することが重要です。
慣れない在宅ワークが続き、身体に不調をきたしてしまっては、ストレスも蓄積されてしまいかねません。
こまめに休憩やストレッチなどをするようにし、作業環境を整えることをおすすめします。
守口市の首・肩・腰・膝の痛み専門の整骨院池田整骨院
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